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Virtual Display Driver(VDD)の使い方|Windows 11に仮想モニターを追加してみた

Windows 11にVirtual Display Driverで仮想モニターを追加するイメージ

PCに実際のモニターをつないでいないのに、Windows上ではもう1枚のディスプレイとして使える「仮想モニター」。

俺はMoonlight+SunshineでWindowsへリモート接続するとき、わざわざ部屋の物理モニターを点けなくても使えるようにしたくて、Virtual Display Driver(VDD)を導入してみた。

今回使った環境はWindows 11。もともと物理モニターを4枚つないでいて、VDD導入後はWindowsのディスプレイ設定に5枚目が追加された。

この記事では、VDDのダウンロードからZIP展開、VDD Controlの起動、ドライバーのインストール、Windowsで新しい仮想モニターを確認するところまでを、実際の画面を使いながらまとめる。

解像度の細かい設定やMoonlight+Sunshine側の設定、MultiMonitorToolを使った画面切り替えは今回の範囲から外している。

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仮想モニターとは

物理モニターと仮想モニターの違いを示す図

仮想モニターは、机の上に実際の液晶モニターがなくても、Windowsからは「ディスプレイが1枚ある」ように認識させる仕組み。

普通ならモニターを追加するにはHDMIやDisplayPortで実機を接続する必要がある。VDDを使うと、ソフトウェア上でディスプレイを追加できる。

今回の俺の環境だと、

 物理モニター:4枚
 VDD導入後にWindowsが認識したディスプレイ:5枚

になった。

5枚目は実際には机の上に存在しない。Windowsの中だけにある画面という感じ。

ただし、物理モニターのように直接目で見られる画面はない。仮想モニター側にウィンドウを移動した場合は、Moonlightなどのリモート表示や、画面を取得できる別の手段があると確認しやすい。

ダミープラグを使う方法もある

仮想的にディスプレイを増やす方法はVDDだけではない。

HDMIやDisplayPortへ挿して「モニターが接続されている」とPCに認識させる、いわゆるダミープラグを使う方法もある。

ダミープラグは物理的なアダプターを挿す方式。今回使ったVDDは、追加のプラグを用意せずソフトウェア側で仮想ディスプレイを作れる。

俺はリモート用の画面を作りたかったので、まずはVDDを試すことにした。

VDDはこんな人に向いている

リモート接続や複数画面用途で仮想モニターを使うイメージ

一番分かりやすいのは、実際のモニターを増やさずに、Windows上では画面を追加したい人

たとえば、

 リモート接続専用の画面が欲しい
 物理モニターの電源を入れずにPCへ接続したい
 一時的にもう1枚ディスプレイが欲しい
 複数画面を前提にしたソフトを試したい
 PowerPointなどで操作画面と表示先を分けたい

といった用途が考えられる。

PowerPointでの利用は今回まだ実機検証していないので、この記事では用途候補として触れるだけにしている。

俺はMoonlight+Sunshine用に導入した

今回VDDを入れた一番の理由はこれ。

Moonlight+Sunshineで外からWindowsへ接続するとき、リモート用のためだけに物理モニターを点けておきたくなかった。

VDD導入後の別検証では、

 VDDをON
 VDDをメインディスプレイにする
 物理モニター4枚をOFF
 仮想モニター1枚だけの状態にする
 Moonlightから接続

というところまで実際に確認できた。

この記事ではその設定方法までは入れないけど、「物理モニターなしでリモート用画面を用意したい」というのが俺の導入目的だった。

Virtual Display Driverをダウンロード

Virtual Display DriverのGitHub Releasesページ

VDDはGitHubのReleasesページから入手した。

GitHub自体がよく分からない場合は、先にこちらの記事でざっくり説明している。

今回実際に使ったファイルは、

VDD.Control.25.7.23.zip

だった。

これは俺が今回使ったバージョンのファイル名。公開時点の最新版とは限らないので、同じ名前のファイルが必ず並んでいるとは限らない。

GitHubのReleasesにあるVDD Control Appの配布ファイルからZIPをダウンロードした。

ZIPを展開してVDD Controlを起動

ダウンロードしたZIPを展開すると、フォルダ内に VDD Control.exe が入っていた。

VDDのZIPを展開したフォルダとVDD Control.exe

今回はこの VDD Control.exe を起動する。

初回起動時は、VDD Control内にこんな表示が出ていた。

Virtual Display Driver is not detected or not responding
The driver may not be installed

VDD Controlを初めて起動したときのドライバー未導入画面

一瞬エラーっぽく見えるけど、今回の環境ではまだドライバーを入れていない段階で表示されたものだった。

「インストールに失敗した」という意味で出た画面ではない。

VDD Controlからドライバーをインストール

VDD Controlを開いたら、Install Driver を実行した。

するとWindows側でデバイスソフトウェアのインストール確認が表示された。

今回確認できた表示は、

 MikeTheTech ディスプレイ アダプター
 SignPath Foundation

だった。

Virtual Display DriverのWindowsドライバーインストール確認画面

この確認画面からインストールを進める。

俺の環境では、このタイミングで物理モニター4枚が一瞬小さくなって、そのあと元に戻るような動きがあった。

新しい画面を接続したときの再認識に近い動きに見えたけど、内部で何が起きているのかまでは確認していない。

成功ログを確認

インストール後、VDD Controlのログには次の表示が出た。

Driver installation completed successfully
Connected to Virtual Display Driver pipe
Virtual Display Driver connected

VDD ControlでVirtual Display Driverの接続成功を確認した画面

completed successfully と connected が確認できたので、VDD側ではドライバーのインストールと接続が完了した状態になった。

ただ、ここだけで終わらずWindows側でも本当に画面が増えているか確認する。

Windowsで5枚目の仮想モニターを確認

Windows 11で、

設定 → システム → ディスプレイ

を開いた。

すると、ディスプレイの配置画面に「1~5」まで表示されていた。

実際につないでいる物理モニターは4台のまま。

つまり、追加された5枚目がVDDで作られた仮想モニターになる。

今回の導入で確認できたのは、

 VDD Controlで接続成功
 Windowsのディスプレイ設定で5枚目を確認

の2点。

これでVDDのインストール自体は成功したと判断できた。

なお、追加直後の仮想モニターは俺の環境では800×600で認識された。

その後、VDD Controlの

XML Editorを使って解像度を変える

解像度の変更は調べると内部ファイルを手動で変更している記事をみかけたが、今回はソフト内から簡単に編集した。

XML Editorを開くと初期設定の解像度一覧が出てくる。
これがWindowsに認識されるサイズになる。

Add Resolutから解像度を指定で追加できる。
今回はMacBook Air用にしたいので2560×1600・60Hzだけにした。

Save Changesより保存して終了する。
その後、Windows側で解像度を指定して仮想化は終了になる。
俺はそのままリモート時に使いたいので設定を続行した。

VDDを入れて分かったこと

VDDのダウンロードから仮想モニター追加までの流れ

最初は「仮想モニターって本当に普通のディスプレイみたいに増えるのか?」という感じだったけど、実際に入れてみるとWindowsのディスプレイ設定に普通に5枚目が追加された。

今回の流れはかなりシンプルで、

1.VDDのZIPをダウンロード
2.ZIPを展開
3.VDD Control.exe を起動
4.Install Driver を実行
5.Windows側の確認を進める
6.VDD Controlの成功ログを確認
7.Windowsのディスプレイ設定で5枚目を確認

という流れだった。

俺の場合はこのあと、Moonlight+Sunshineで使うために仮想モニターの解像度を調整したり、物理4枚と仮想1枚を切り替える環境まで作っている。

VDDを入れるだけなら今回のところまででOK。

「物理モニターを増やしたくないけど、Windows上ではもう1画面欲しい」という用途なら、かなり面白い選択肢だと思う。

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