
リビングのテレビにつないでいるPCを、約6年ぶりに買い替えることにした。
旧PCはYahoo!オークションで7,325円だった富士通ESPRIMO D583/GX。
本体はかなり安かったが、YouTube・ブラウザ・軽い作業用として想像以上に長く働いてくれた。

ただ、最近は
・YouTubeを流しながら
・Chromeタブ複数
・ChatGPT
・ブログ関連の軽作業
これらを同時にやることが増えた。
「まだ動く」と「毎日快適に使える」の間に、少しずつ差が出てきた感じだ。
今はAI、PC価格高騰真っ最中に俺が次のPCに必要な性能を考え、中古のESPRIMO D7010/FXと新品NVMe SSDを購入するまでをまとめる。SSDの取り付けやWindows 11のインストール、ライセンス認証は次回に回す。
約7,000円で買った旧ESPRIMOを約6年使った

旧リビングPCはヤフオクで購入した富士通ESPRIMO D583/GX。
Core i5-4570・メモリ16GBの構成で、購入時からメモリは16GB載っていた。
白い筐体に黒い前面パネルという、いかにも法人向けの見た目だ。デザインで選んだPCではないが、この本体が約7,000円で6年使えたのだから十分すぎる。
ストレージは付属していなかったジャンク品だったので、Crucial BX200 240GBを7,220円で追加した。その後、別の中古ゲーミングPCから余ったIntel SSD 545s 256GBへ載せ替えている。交換時期や細かな経緯はもう曖昧だが、当時は余ったIntel製SSDの方がよさそうに思えて入れ替えた記憶がある。
さらにグラボとしてRadeon HD 7570 1GBを約1,520円で追加。
これは内蔵映像出力がDVIだったためリビングPCとして音声が別配線なのはなにかと不都合が出たための追加だった。
本体・最初のSSD・GPUまでの既知出費は合計約16,065円だった。現在のIntel SSDは流用品なので、この金額には含めていない。

メモリ容量は今でも普段使いなら足りているが、CPU世代の古さが目立つようになった。
普段のタスクマネージャーを見ると、YouTubeなどを使っているだけでもCPU使用率が半分前後まで上がることがある。

この瞬間はCPU 56%、メモリ56%、ディスク0%。これだけで「限界」とは言えないものの、軽い用途でも余裕たっぷりではないことは分かる。
YouTubeと複数タブを開いた場面では、CPUが一時的に97%まで上がった。

常に97%という意味ではないが、操作が重く感じる場面とCPU負荷の高さが重なることはあった。
Chromeのプロセス数とメモリ使用量も確認した。

この画面ではGoogle Chromeが17プロセス、約2.4GBを使用している。多タブ運用そのものは16GBメモリで受け止められても、古い4コア4スレッドCPUには同時処理の余裕が少ない。
Windows 11へ非対応CPUのままアップグレードして以降、以前よりカクつきが増えた気もしていた。ただし、Windows 11だけが原因とは断定しない。使い方が重くなったことや、PC全体が古くなったことも含めて、買い替え時期だと判断した。
サブPCなのに一番使う。必要なのは高性能より余裕

このPCは分類上はサブPCだが、リビングにあるので実際には一番触る時間が長い。
普段の用途は、YouTube・Chromeの多タブ・ChatGPT・情報収集・軽いブログ作業など。重いゲームや本格的な処理はCore i7-14700シリーズとRTX 4080のメインPCで行い、外へ持ち出す用途はM1 MacBook Airが担当する。
つまり、リビングPCにハイエンド性能はいらない。ただし毎日触るので、動画を見ながら別のページを開く程度で引っかかるのは避けたい。
将来は古い10年ほど前の40インチBRAVIAを、40~43インチ前後の4Kモニターへ替えることも考えている。4Kゲームをするためではなく、4K表示・4K動画・普段のPC作業で困らない程度の余裕がほしかった。
サブPCなんだけど、実際は一番よく使う。重いことはメインPCでやるから、リビングPCは毎日触ってストレスがなければいい。
この役割分担を決めたことで、「できるだけ安く」だけではなく、「数年使える余裕を約3万円以内で買う」という方向が見えてきた。
Windowsノートより中古法人デスクトップが合っていた

最初から中古デスクトップ一本だったわけではない。Windowsノートなら省スペースで、一台だけでも完結する。新しいCPUを積んだモデルも選びやすい。
ただ、自分にはすでにM1 MacBook Airがある。持ち運び役は足りているし、同程度のCPU性能を新品Windowsノートで求めると価格が一気に上がる。
リビングへ据え置くなら、画面とバッテリーへ予算を割くノートより、中古法人デスクトップの方が本体性能へお金を回しやすい。SSDを自分で選び、必要なら後からSATAストレージも追加できる。
Tiny系も小さくて魅力はあったが、今回は価格・拡張性・中古個体の見つけやすさを優先してスリムデスクトップに戻った。省電力差だけで高い本体価格を回収するには時間がかかる、という判断もある。
CPUは世代番号よりPassMarkの性能帯で絞った

中古PCを眺めていると、第8・第9・第10世代が入り混じり、型番だけでは判断しにくい。そこでPassMark CPU Markを、候補を絞るための目安にした。
数値だけでは全ては把握できないが、一つの指標として考慮した。
検討時の目安は次のようなものだった。
| CPU | CPU Markの目安 | 見方 |
|---|---|---|
| Core i5-4570 | 約5,200 | 旧PCの基準 |
| Core i5-10500 | 約12,900 | 旧PCの2倍以上 |
| Apple M1 | 約14,100 | 手元のMacBook Airとの距離感 |
| Core i5-1235U | 約12,400 | 新しめノートとの比較目安 |
目標は最低でも1万以上。旧PCの約5,000クラスから2倍前後へ上げれば、YouTubeと多タブを同時に使う場面でも余裕が出そうだと考えた。
候補はi5-10400・10500・10600、さらにi7-10700など。i7が用途に不要だったわけではない。中古市場ではi7-10700搭載機の玉数が少なく、見つかっても高かった。一方でi5-10500搭載機に安い個体が出てきたため、価格差を払ってi7へ行く理由が薄くなった。
第8世代や第9世代も価格次第では候補になる。ただ、差額が小さいなら6コア12スレッドの第10世代i5を選びたい。この「必要な性能帯を先に決め、その時に安い個体を探す」という見方が一番迷いにくかった。
メルカリではBIOS起動確認と状態説明を優先した

今回はメルカリを中心に探した。実物写真が多く、BIOS起動画面や動作状況、SSDなし・OSなし・ジャンク扱いといった条件を個体ごとに確認しやすかったからだ。
中古PCは同じ型番がいつも同じ値段で出ているわけではない。性能表だけで決めても、最後はその時にどんな個体があるかで変わる。
自分でSSDを用意してWindowsを入れるつもりだったので、ストレージやOSがないことは大きな欠点ではなかった。それより重視したのは、少なくともBIOS/UEFIが起動することを確認できる個体であること。
完全な無反応ジャンクではなく、BIOS起動まで確認済みなら、その先を自分で組み立てる前提で買いやすい。
2万円のESPRIMO D7010/FXを購入した

最終的に見つけたのが、富士通ESPRIMO D7010/FXだった。
- Core i5-10500
- メモリ16GB
- SSDなし・HDDなし
- OSなし
- BIOS起動確認済み
- ジャンク扱い
- 価格20,000円
i5-10500は狙っていた性能帯に入り、メモリも旧PCと同じ16GB。ストレージとOSがないぶん安く、自分で用意する前提なら条件が合う。
購入した実機がこちら。

新しいD7010/FXも白い筐体と黒い前面パネルで、旧D583/GXとかなり似ている。光学ドライブはスリムになり、側面には横置きにも配慮したように見えるゴム足があるが、6年ぶりの買い替えなのに第一印象は「また同じような富士通」だった。
富士通、コスパ良すぎ。見た目ゼロだけど。
旧ESPRIMOが安価な状態から約6年使えた実績は、自分の中ではかなり大きい。OSなしでもWindowsのインストールUSBは作れるし、SSDなしなら新品を選べる。購入時点ではWindows 11 Proの自動選択やデジタルライセンス認証を保証できないため、その結果は次回の実機編で扱う。
新品256GB SSDを加え、本体込み約3万円になった

D7010/FXにはストレージがなかったため、M.2 2280・PCIe 3.0 x4対応の新品NVMe SSD、Silicon Power P34A60 256GBを選んだ。
理由は有名で安かったから。
2026/09購入時点では128GBが7,280円、256GBが8,869円、512GBが15,939円、1TBが24,980円、2TBが40,980円。価格は変動するため、現在価格ではなく購入検討時の記録として載せている。
中古512GBも見たが、状態のよい候補が12,800円ほど。新品512GBとの差は約3,000円だった。リビングPCは大量のゲームや動画素材を保存しないので、容量より新品であることと価格を優先し、256GBで十分と判断した。必要になればSATA SSDを後から追加できる。
本体20,000円とSSD 8,869円で、合計28,869円。約3万円で次のリビングPCを用意できた。
旧PCは本体だけなら約7,000円、最初のSSDとGPUを含めても既知出費は約1.6万円だった。今回は予算が上がったが、Windows 11へ正式対応する世代、将来の4K表示、YouTube+多タブの余裕まで考えれば、6年使えた旧機の次としては納得できる。
ここで第1回の「考察~購入編」は終了。手元にそろったのは、SSDもOSもない中古ESPRIMOと新品NVMe SSDだ。
次回はSSDを取り付け、Windows 11をインストールし、本当にWindows 11 Proが選ばれてライセンス認証まで進むのかを実機で確認する。





